百物語 第6夜―実録怪談集 (ハルキ・ホラー文庫 ひ 2-6)(平谷 美樹/岡本 美月)読了。6本目ともなると、もはや夏の風物詩ですな。まあ、住んでいるあたりはもう秋の雰囲気だが。
平谷美樹はSF作家なのだが、ハードSFじゃないし読みやすい。科学的考証はあんまり必要ない。記憶にあるのは地球・木星間を核推進するとか、人間デンドロビウムとか、くらいか。きっとナイーブなんだな。突拍子もないことを書く印象もあまりない。
労組が弱体化した揺り戻しが来たのかね。結局、組織化するしかないよね。そいでまた政治ゲームになったりして。
それにしてもインタビューに答える役人の人事っぷりが空寒い。公務員は公僕であるべきだと仮定するならば、公僕が仕えるべき公とは何か。強い個人は個人で生きていける。ならば、仕えるべきは弱い個人ではないか。