駄作ではないが、ストレートに面白い話しではない。娯楽作品というわけでもないし。伊藤計劃のハーモニー以後の作品としては、意識論の認識というか使い方がちょっとユルいんではないか。深いレビューとか読んだらまた評価変わりそうだけど。
集団的自我の免疫反応で人がパージされるとかのほうが面白いんじゃないの。オカルトになっちゃうけど。
天才というと、柳田理科雄が空想科学読本で、ウルトラマンに出てくる宇宙人のスペックがIQ数万というのに対して、この宇宙人からしたら人間なんかアリンコみたいなもんでお互いに理解できないんじゃないか、みたいなことを書いてたのを思い出す。
あとテッド・チャン「あなたの人生の物語」の「理解」。あれは秀逸。
漫画だとダンスの天才とか楽器の天才とかスポーツの天才とか結構あるけど、そのへんの天才とは違うのかね。自分に何か才能があると思ったことがないからよくわからんが。
天才的頭脳って想像つかんな。