まだ足首が痛いのでカーブに付けた角アングルを磨いたり。満遍なく蝋を塗ったつもりだったんだけど、雨が続いたらなんか錆びてたので。角アングルは最初かなりザラザラしてるんで、取り付け前に磨いたほうがいいと後から思った。平滑性がないとワックスが均一に乗らなくて錆びやすいのではないか。気のせいのようにも思うが、まあ、A型なので。
それにしても、蝋は取れない。パーツクリーナーで一瞬融けるけど、すぐ固めのドロドロ状態になるのでふき取るのが大変。金属ならともかく、コンクリに着いた蝋を完全に落とすのは、かなり難しいだろう。表面の凹凸が大きいのできれいにふき取れない。溶媒とかアルコールを高速で噴射して溶かしつつ吹き飛ばすとか、でなければサンドスプレーみたいな粒子を飛ばすのが早そう。そんな機材はないわけだけど。安く上げたいなら、バーナーで熱して蒸発(燃焼?)させるのが早いと思うが、コンクリの色が酷いことになるので、何らかの手段で削って塗りなおすのが一番か。角アングルを磨いた手順は以下に書くけど、別に正しい手順とかそういうわけではない。
3.6mを磨くのに3時間以上かかった。しかし、ワキシングがまだ甘いのでまた錆びそう。最初に塗るのは固形より生塗りワックスのほうが満遍なく塗れるからいいのかなーとかちょっと思った。コルクで擦らないといけない気がするけど、シリコンコーキングの耐熱温度が確か150℃だったので、溶かすだけならバーナーで軽く炙るほうが早いかも。まあ、カーブなんか、スキー板みたいにワックスを一度剥がしてからワキシングとか普通しないから全部どうでもいい話だけど。まあ、A型なので。
次はベアリングの洗浄でもしようか。早く足治んねえかな。
しかし油と錆びというとNethackを思い出す。
最近通勤で15分ほど歩かなければならなくなったのだが、歩くのが面倒なのでヒーリーズを買ってみた。
慣れるのはあまり簡単ではない気がする。滑り方がわかるまで1時間くらいかかる。ガシガシ滑れるまで3時間。スイッチフットは気合の問題。前足と後ろ足の疲れ方が全然違うので覚えておいたほうがいい。以下は通勤には必要ないが、バックはまっすぐ進むのがかなり難しい。2〜3時間の練習が必要だったが、まだ微妙。バックからレギュラーへのスイッチも2時間くらい練習しないとできない。レギュラーからバックへのスイッチはまだ出来ない。
普通に歩けない。普通に踵からつま先の順に着きながら歩こうとすると、当然だがウィールが走ってしまう。つま先から着く必要がある。膝に悪そう。階段は意外と問題なく上り下りできる。それより坂のほうが怖いと思う。
段差に弱い。レギュラーウィールだとせいぜい5mm程度の段差が限界ではないか。タイルとか敷石に弱い。溝もせいぜい1cmくらいが限度だと思うが、粗いアスファルトを走っただけでかなり不快な振動を感じる。路面が粗いと減速も大きい。
歩くよりは早いが、走って加速して、ウィールで走っている間つま先をうかせておかなければならないので、歩くよりは疲れる。手ぶらでいいなら、軽い靴、ちょっといいインソール、薄着で走るほうが手っ取り早いが、汗だくになるからなあ。
ウィールが重いせいか走行性能は結構良い。でも重いからな。靴だけでも結構重い。全体だとコンバースの重いシューズより重い。
ブレーキについては走るのと大差ないし、ウィールもかなりグリップするので、見た目より安全ではある。
人ごみでは全然使えないけどね。半径1mくらいは誰もいない状態じゃないと怖い。半径2mくらいのスペースがあるなら安心。でも前方が10mくらい開けてる状態じゃないと滑走する意味があまりないし、移動手段としてはあまり評価できないかな。
入手性は酷い。国内で大人サイズの新品がほとんど買えない。履いてみないとサイズがわかんないという噂。本当は$40〜60なのに12,000円もするし。
履いて走ってみると、どの道が走れるか、走りやすいか、人の多寡とか色々普段と違うものが見えるので、経験としては結構面白い。
インラインも同じように町の見方が変わる。とにかくレールとカーブを探してしまう。ここを踏み台にすればこのレールに乗れるかなあとか。町の見方が変わること=プライスレス、的な。でもまあ、面白そうなストラクチャはあんまり無いですね。継ぎ目のないレールがなさ過ぎる。
結局、ポータブルな移動手段としては着替え持って歩いて走るのが一番効率的か。行き先にシャワーがあれば問題ないんだけどね。次点でキックボード。結局長距離を移動しなきゃならないならモーターサイクルが一番楽で、徒歩とその間が無いんだよね。やっぱ在宅がいいよね。Heartwork!
満たしておくべき点。
可搬性。基本だな。持ち運べるかどうかは人によるが。たとえばそれを持ったまま小一時間買い物できるかどうかとか。無理ならコインロッカーに入るかとか。
モジュラビリティ。いや嘘。乗るのに必要な面積。自転車と同等かそれ以下が望ましいだろう。足を横に蹴りだすインラインスケートは正直微妙。
可用性。ある程度の段差は超えたい。軽くて自由度が高い乗り物ならジャンプで超えていったりできるけど。溝に負けないようにと考えると、ウィール径が大きいほうが有利。恐らく普通の折りたたみ自転車くらいは欲しいんだろう。
安全性。走行中ふらつかない。直進性が高いと言うべきか。可能な限りすぐ止まれること。速度調節が容易であること。
コスト。まあ、一応。値段を考えないならセグウェイでいいもんな。捕まるけど。
エクスペリエンス。不便さを払拭するだけの体験が得られれば、細かいことは別にどうでもいい気もする。
自転車との比較で言うと、自転車はとてもじゃないが転ぶ前提になってない。転ぶ前提の重心の低い乗り物だってアリだろう。それなら段差とか溝なんかはあまり問題でないかも?最悪の場合のブレーキは転ぶこととか。うまく転んだほうがうまく衝突するよりダメージは少なそうだし。その場合乗りものが飛んでいかないことが重要だなとか。半径1kmまでいけるとか、3kmまでいけるとか、そういう考え方もあるかもしんないし。
まあ、車輪は必須なんだろうなあ。あとは推力だけど、足でこいで、ギアで変速するのがいいのか。ただそれだと自転車扱いになる可能性があるからブレーキ・ベル・ライト・後方反射板が欲しい。インラインスケートも夜間走行にはライトや反射板が欲しいと思うが、そもそも障害物に弱いんで夜間走行に向いてるとは思えない。足で蹴って進むだけでもいいけど、それだと馬力不足でウィールを大きく出来ないだろうし。あれ?いやいや、昔の自転車は蹴って進んでたな。