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2007-08-28 [長年日記]

§ [tag] もう通わない心……部下から上司へ7通の手紙

 結びが上司に落胆する前によく話そうという点が萎える。だいたい、アンケートを見るかぎり理詰でいけば正しくないのは自明なのだからどうしようもない。あとこの企画は駄作。

§ [tag] 本質を見よ、思考停止するな、頭使え、流されるな。

 本質ったってどっち向いても2chと同じネタをネタとの世界。スルーカをひとつよろしく。というのは思考停止か。

 安易だったのかもしれんが、今回は結局、ブクマとか他のブログの言及で誤解は解けているわけで極めて健全だし、最初の記事に興味がある人は後日談にだって興味があるだろうし、それは機械的に拾われて必要な人に届けられる時代なのだから、問題ないでしょう。たぶん。

 まとめが本質的でない気はする。いや、根本的とか抜本的というべきか。きっと「本質を見よ」は余計なんだな。後ろ三つができてれば本質は見えるはずだから。でもまあ、本質といっても(最初に戻る)。

 あ、いや、ごめん。「思考停止するな」と「頭使え」は同義だから実質二つか。「流されるな」と「頭使え」も実質的には同じ意味のような。ということは、結局のところ言いたいのは一つだけで、ネタをネタと(略。

§ [program] Better exception handling

 Matzにっき経由。先ず、そもそもインターフェース変わってますやん、と言いたい。Rubyのコードと同じでいいなら単にthrowsに追加しときゃいいだけだ(String readData(File file) throws FileNotFoundException, IOException {)し、アプリケーションの高レベルなコードならApplication specificな例外クラスにごっそり格納するだけでは。RubyはFile extends IOだけど、JavaのFileはPathでしかないし。しかしRubyだと等価でなくていいならメソッドにする意味がほとんど無くなってしまい、意図せずRubyマンセー記事になってしまうの巻。でも勘で書いてるので仮想コードやもしれず。  

def read_data(path, default)
  open(path){|in| in.readline} rescue default
end

 ネタ疑惑を見ると「これで十分」とか書いてるけどやっぱり長くなるのは事実だけどJavaプログラマは例外構文をLispの括弧と同じように感じるのかなーとか思う次第。

§ [movie] パプリカ

 素晴らしすぎる。オマージュではないかと思われる表現が多数。Megalomaniacの言葉の無意味さが面白い。二面性の説明がなかったがいいんだろうか。「素直」でなかったが故ということ?終盤に色々物理的に説明不能な事象があるが、まあ、いいのか、別に。見ておくべき映画だ。少なくともウルトラ・ヴァイオレットなんか見てる場合じゃねえよマジで。

§ [movie] イーオン・フラック

 全体的には悪くない。アクションシーンは007みたいな、まあまあ堅実な映像。ストーリーも破綻はしてないと思うし。

 ウルトラ・ヴァイオレットもそうだけど、主人公の戦闘力の高さに全然説明が無いんだよな。何故かただ猛烈に強い。努力が好まれない最近のジャンプみたいだ。

 なんか原理主義(=ナチュラリスト)と保守派の血みどろの抗争と見えなくもなくて、なんかよくわからない。独裁ダメ、と言いたいだけ?死なない社会をうまく扱った作品を見たことがあるからか、死ななくてもいいやん別にと俺は思ってしまうのだが、締めは「死ぬから人生だ」みたいな話になってて、そこは興醒め。